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2025/05/21 22 : 26
CATEGORY : [小説]

ここは何処?

私はいったい・・・。

 

 「気がついた?」

「マドカ様・・・・」

「リオ先生、ずっと(うな)されてたよ?大丈夫?」

「・・・はい・・・大丈夫です・・・スイマセン・・・・」

「なら、よかった・・・・」

「じゃ、僕はもう行くから・・・ゆっくり休んでね・・・・」

「はい・・・・・」

「ゆっくり休んでから、続きおねがいします・・・リオ先生・・・」

「・・・・・」

 

 

  

「母」~mother~

 

  

禁書・・・・・。

 

これを解くために私はどれだけ体力を消耗するのだろう・・・・??

 

 

 

 

―――――・・・反逆者になって1年・・・・・。

 

 

 

ママが死んでから何年経つだろう・・・・。

 

女で一つで私を育ててくれた母・・・。

 

ママは世界で一番好きだった。

 

そんなママに楽をさせてあげようと、私はMLSの教師となった。

  

学校はおもしろかった。

 

時には、ムヒョに怒られたりもした。

 

 

一方・・・・・。

 

私は、本職は魔具師なので魔具を売ったりもしていた。

 

でも・・・

魔具を買わないと・・・・など―――――

脅され、なにもかも従わなくてはならなかった。

 

――――――それでも、私の魔具が売れて生活が楽になれば・・・・。

 

 母に楽をさせるため、私はがんばった。

けど・・・・。 

 

「おや?」

「今日はまたエラク厚着だねェ?」

「私のあげたドレスは上着の下か?」

「せっかく、キミの白い肌が映える服なのに・・・・」

 

―――――― エロオヤジが・・・!!

 

「・・・生徒たちに肌の露出を注意されまして・・・・」

 

「フン!! バカガキ共が・・・!!」

「上着を脱ぎたまえ、リオ君」

 

「―――――で、なければキミの魔具は金輪際・・・

         協会の執行人は買わなくなるぞ?」

 

「・・・!!」

 

仕方がなかった。

 病気をわずらっていた母を助けるためには従うしか・・・・。

 
「アラ?どこの美人かと思えば、黒鳥先生!!」

 「!」

「エレナ執行人・・・・!!」

 「フフ・・・・すごい格好だ事・・・・」

「そこまでして・・・スケベな男共に魔具を買わせたいのかしら?」

「お母様の薬代とはいえ・・・・何を考えているのやら・・・・」

 

 

そうではない・・・・。

そうじゃないのに・・・・。

ママ・・・・!!

 

辛い一日だった・・・・。

思い出すだけでヘドが出る・・・・。

 

協会のやつらは腐ってる!!

 

――――――もう、ママしか頼りに出来ない・・・・!!

 

  

ママはいつも優しかった。

 

どんなに私が泣き顔で帰ってきても・・・・

  

どんなに私が貶され(けな)て帰ってきても・・・・。

 

ママはいつも・・・・・。

 

  

笑顔で迎えてくれた。

 

 

だから、私はいつもママに甘えっぱなしだった。

 

「ねぇ、リオ?」

「ムリしないで・・・・」

「私はきっともう長くないわ――――――」

 

「やめて!!」

「次、そんなこと言ったらママでも許さない!!」

 

「お願い・・・・一人にしないで・・・・・」

 

 一人にしないで・・・・・・。

 

孤独はイヤ・・・・・。

寂しいのはもっとイヤ・・・・。

 

 しかし、そんな願いを神様は、聞き入れてはくれなかった――――――・・・・。

 

 

忘れもしない、あの日。

 

 

3月20日・・・・・。

 

 

私は、魔具を作っていた。

 そしたら・・・・・。

 いきなし、ママの声がした。

 

 

「逃げなさい・・・!!」

「――――ママ・・・・」

 ―――――――― 私は走った・・・・・。

 誰か、執行人を呼ぶため!!

ママを助けるため!!

だれでもいいから・・・・!!

 ――――――――― 足の裏がすりきれて血が出た。

 だれか・・・・誰か・・・助けて下さい!!

裁判官でも、書記官でもいいから・・・・!!

私のママを助けて!!救って!!

 しかし・・・・。

 ――――――――誰一人として助けては、くれなかった・・・・。

 誰一人として・・・・・・。

 ママは、いやらしい考え・・・・。

くだらない見栄・・・・・。

嫉妬・・・・。

 ――――――――で、殺された。

 

 

『リオ ありがと』

 

みんな獣だ・・・・。 

私はこれからこの世のすべてを――――――――・・・・ 

 

呪う。

 

 

 私は、もう神様などには頼らない。

 ねぇ・・・・ママ・・・・・。

 また、会えるよね?

 だって・・・ママ・・・・いっつも、言ってたじゃん!!

 私が、辛いときや悲しいとき、泣いて家に帰ってきたときに・・・・・・。

  

「お母さんわね・・・・世界中がリオの敵になってもリオの味方だから」

 

ママは・・・・私の味方・・・・・。

 協会中が敵になっても・・・・・。

ずっとママは私の味方なんでしょ?

だったら・・・・。

 証明してよ!!

ママはリオの味方だって・・・・・!!

ねぇ・・・・ママ・・・・・。

 
だから今、私はママを甦らせるために禁書を開く。 

――――――神様には頼らない。自分の手で・・・・・。

 

 私が禁魔法律家だったとしても・・・・・。

 世界一大好きなママは、私の味方でいてくれるよね?

 

(-_-;)あとがき(^^

 

はいっ!!

お疲れ様です。

何か、長いようで短いんですよ!!

 短編集ですから!!

リオ先生でした~ビコ無し!!

原作で禁書を開けるのは、お母さんを甦えさせるためなんですよね~(・・;)

びっくり!!

エンチューもリオも境遇は一緒!!

 この本編はそんな原作の一部と友達の「自分を支えた言葉」っていう発表で参考にさせて貰いました!!(^^)ありがとうございました<m(__)m>

 ね!!どうでしたか?

ちゃんとリオ先生目線で書かれていたでしょうか??

気になるわぁ~・・・・。(-_-;)

このごろ、良い案が浮かばなくて・・・・。低迷中。

 まぁ、がんばって行きたいです!!

シリアスでゴメンネ!!

母の日が1ヶ月以上前なのに・・・・($・・)/~~~

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2007/06/07 22 : 53
こめんと [ 0 ]とらっくばっく [ ]
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