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2025/05/22 06 : 52
CATEGORY : [小説]

『追えば逃げるの法則』

 

何気ない日常――――――。

 

何気ない昼下がり―――――。

 

 

俺はソファーでジャビンを読みながらロージーの入れた紅茶を飲んでいる。

 

そんな俺をじっと見つめながらロージーが突然――――。

 

「ムヒョ❤ 好きだよ!!」

 

俺がジャビンを読んでいるのにもかかわらず、俺の目の前でキラキラ目を輝かせて言ってくる。

 

――――――当然、俺は何も答えない・・・・・。

 

「ムヒョ❤ 好きだよ!!」

 

また、言ってくる。

 

うるせぇので、ジャビンを持ったままソファーの隅っこによる。

 

「ムヒョ~~~~~」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

シカトだ、シカト・・・・・。

 

ロージーがまた俺の目の前に来て、顔を近づけてくる。

 

「ムヒョっ❤ 大好きだよ」

 

こりねぇ奴だナと思いながらも、おれは何も言わねぇー。

 

俺はそのままジャビンと紅茶を持って、自分の部屋に向かった。

 

「ムヒョ~~聞いてる??」

 

 

俺は自分の部屋に入り、カギをかけた。

 

でも、ロージーはドア越しにまた、言ってくる――――――。

 

「ムヒョ~~~開けてよ~~~」

 

「ムヒョ~~~~~~~!!!」

 

 

 

俺は逃げる・・・・。

 

でも、ロージーは追ってくる。

 

ロージーが追ってくる。

 

俺は逃げる。

 

どこまでも逃げるが、アイツは懲りずもせずに俺のあとを追ってくる・・・・・。

 

好きという言葉から逃げる・・・・。

 

こんなことは日常茶飯事だ。

 

ロージーの告白はもう何百回も聞いた。

 

俺はいつも答えないのであった。

 

――――――――逃げているからだ・・・。

 

 

 

『追えば逃げるの法則』

 

 

この言葉が俺たちの日常に良く当てはまる。

 

 

ロージーが追ってくるから、俺は逃げる。

 

 

 

 

―――――――でも、たまには待ってやる。

 

 

だから俺は部屋のカギを開けた。

 

 

「ムヒョ!!」

 

 

「ヒッヒッ」

 

 

―――――でも、また俺は逃げるだろう・・・・。

 

そしてアイツは追ってくるだろう。

 

俺を見失わないように少し待ってやるのも良いかも知れねぇナ・・・・・。

 

 

『追えば逃げるの法則』

 

 

俺たちの関係はまだまだ続く・・・・・・。






わぁぁぁぁ!最初の小説です。
いかがでしたでしょうか?
まずは・・・ラブラブで行こうではないですか!?
感想はコメントの方に・・・・。

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2007/04/27 00 : 10
こめんと [ 0 ]とらっくばっく [ ]
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